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Posted by ミリタリーブログ at

2008年08月25日

徒然に

どうでもいい話が続きます

昔(1~2年くらい前)

あらかたあってるとは思いますが
記憶違いや作り話の部分もありますのでご容赦を


潮来のフィールドに行ったときです
(T.T.Fではないときですね)
たしか当方は最後の一人になっていました
相手も多分一人くらいだったでしょう


そんなときの話です
そこのフィールドは高低差があまりなく
典型的なバリケードフィールドでした
バリケードがそろっているわけでなく
プラスチックのパレットやビールの空きケースを積み上げたもの
またトタンでできたものというように
いろんな種類のバリケードがあったのです

そんな中ひとつだけ毛色の違うバリケードがありました
金属の細かい穴の開いた板です
(詳しくいうとパンチングメタルというやつです)
細かい穴が一面に広がっているので
向こう側が見えるのです
バリケードに入って向こう側が見えるのは初めてかもしれません
(自分も相手から見えてるのですが・・・・)


当方はそのときM14を持っていたと思います
そしてその穴の開いたバリの向こうにある塹壕の中に敵を見つけました

ここぞとばかりに打ちながら早足で距離を詰めていきます
相手はガスブロのウージー?だったと思います
しかし 歩きながらの射撃というのは意外と当たらないものです
先制したのはこちらですが このまま行くと相手からの反撃を食らう恐れを感じました

基本的にこういう「勘」の類はほとんど信じます

やばいと感じたときに一番近いバリケードに入ったのです

相手は塹壕にいるため初動は遅れましたが
当方が隠れると同時にあの穴だらけのバリに入りました
様子をみつつ考えてタイミングをはかり そのバリめがけてダッシュし
当方も入ったのです
当方には考えがありました
「相手はガスブロしかも動きは手に取るようにわかる
M14は長いかもしれないがバリとの距離を少し多めにとれば
左右に動いても追射撃できる」と

ひとつのバリケードの裏表に(表現としておかしいかもしれませんが・・・)
当方と相手が対峙する状況になりました
もちろん穴が開いてるのでお互いの出方も動きもわかります

一瞬の静寂
ギャラリーもそんなありえない状況に笑いがおきてました
しかしやってる当人たちはいたって真剣
相手の出方にすぐ対応できるように
一挙手一動見逃さない右に動けば左に動き
左に動けば右に動く
将棋の千日手のように決着がつかない様相になったとき
相手は左手を後ろに回しました




そこから出てきたのはもう一丁のウージー




頭の中に光景が浮かびました
相手はバリの左右から銃だけ出して
当方を撃つに違いない
当方はM14を構えたところで二つ同時に防ぐことはできない
しかもこのバリは向こう側が見えるため確実に狙うことができる

背筋につけたいものが走り
脳内iPodはベートーヴェンの「運命」が鳴り響きます
とっさに左に向けて走ったと思います
相手に背を向けながら・・・・

もちろん背中を撃たれました

いまだに笑い話として語られる話ですが
当方は忘れません
あの時鳴った「運命」を
「事実は小説より奇なり」という言葉を
パンチングメタル越しに見たあの笑みを・・・・



  

Posted by yzr at 23:02Comments(1)どうでもいい話